【機能紹介】機械への組み込みが可能な外部接点仕様の送信機

2018.05.07 工場関係ソネット君お役立ち情報

ソネット君のオススメの機能と製品をご紹介です

その1.両面受信機

その2.「15秒受信禁止」機能

その3.「3バンク受信」機能

その4.レディーコール

外部接点仕様の送信機とは

主に工場でお問い合わせのある商品です。

ソネット君のボタンを押すことなく、電波を発信したいと言う時に便利です。
例えば、
・パトライトⓇが回った時に電波を出したい。
・材料がなくなって来た時にレバーが落ちるのでその接触時に電波を出したい
・他のスイッチを押すときに電波を出したい

などです。
接点を外に出している使用なので、その接点をショートさせれば電波が飛びます(無電圧接点)。

注意点として送信機は電池で動いていますので、1年から2年に1回は電池交換が必要となります。

また、無電圧接点なので電流を流すことはNGです。

※2019年6月追記
電圧がかかる場合、リレー回路などを用いて接続します。
参考:射出成形機のエラー信号を自動で送信&ログデータ取得[自動車用プラスチック製品成形加工業様]

 

機械のエラーをお知らせする用途が一番多くありますが、他にもマグネットスイッチで開閉をチェックしたり、マットスイッチと接続し通過を確認したり、六軸センサーと接続し傾きの異常をチェックしたり考え方によって、使用用途は広がります。

介護施設でもセンサーと組みあせて使われています。

 

マグネット仕様をあわせて使用すると便利です。

 

対象製品は
ソネット君スリム型送信機(STR-S)です。

特殊仕様になりますので、詳細はご確認ください。

 

※2019年6月追記

スリム型送信機には、短押しと長押しを区別して2種類の電波を出す仕様があります。

  • 長押し消去仕様(STR-SG-E ※カラーがグレーの場合)
    短押しで赤の呼び出し番号を送信、長押しで番号消去信号を送信
  • レディーコール仕様(STR-SG-C ※カラーがグレーの場合)
    短押しで緑の呼び出し番号を送信、長押しで消去信号を送信
  • 2色表示仕様(STR-SG-2 ※カラーがグレーの場合)
    短押しで赤の呼び出し番号を送信、長押しで緑の呼び出し番号を送信

です。

このとき、短押しとは、ボタンが押され離すまで(ボタンの押下時間)が1.5秒未満のことで、
長押しとはボタンが押され離すまで(ボタンの押下)が1.5秒以上の場合です。

また、外部接点であっても同じで、接点を1.5秒未満ショートさせたか1.5秒以上ショートさせたかで発する信号の種類が変わります。

そういう理由から、外部接点を機械につないだとき、例えばエラー信号につないだとき、エラー信号が出っぱなしになる仕様であれば注意が必要です。

長押し消去仕様の外部接点をそのままつないでしまうと、長押し状態になり、番号消去信号を発するため受信機に番号が表示されません。

この場合は、長押し消去仕様(STR-SG-E)ではなく、通常の仕様(STR-SG)のものをつなげたほうが分かりやすいと考えます。
通常の仕様はボタンを押した(接点がショートした)瞬間、番号を発信します。
※工場仕様は傾斜センサー無しになります。

 

以上、まとめると

  • 長押しの機能の付いたものは、ボタンを押している時間(接点をショートさせている時間)が1.5秒未満かそれ以上で出す電波の種類が異なる
  • 通常の仕様はボタンを押した(接点をショートした)瞬間、電波を発する。

ということになります。

仕様を理解したうえでご使用ください。

 

※「パトライト」は株式会社パトライトの登録商標です。