【ワンタッチコール】呼び出しベルを診察室ごとに分け誘導。感染防止に!
2020.05.15 医療関係ワンタッチコール医療施設導入事例お役立ち情報
今回、改築にあわせて「患者さんサービス」、「看護師・スタッフの業務軽減」の向上になるようにと、呼び出しベルの「ワンタッチコール」を導入していただきました。
興味深い使い方だったので、インタビューをしましたので紹介します。残念ながら詳細は非公開です。
導入前の問題点
導入前は待合室が混雑し、順番待ちや診察案内がスムーズではありませんでした。
そこでシステム導入を検討しましたが、定期的に通院する高齢者の方にはスマートフォンを使うものは、受け入れられないのではと悩んでいました。
今回、新型コロナの感染防止のこともあり、よく来てくれる商社さんに相談したところ、フードコートで使われるワンタッチコールを紹介していただきました。
これなら、だれでも使ったことがあるし、なじみがあります。
しかし、使おうと思っているエリアには6か所の診察室があるので、それぞれの診察室から呼び出すのか?先生が操作するのか?どうすればよいかまた悩みました。
6か所にそれぞれ導入するとコストも多くかかってきます。
商社さんからデモ機を借りることができると教えていただいたので、さっそく借りて使ってみました。同時にメーカー(パシフィック湘南)さんが運用方法の提案もしてくれました。ちょうど同じような使い方をしているところがあったみたいです。
診察室から呼び出すのではなく、受付から一括で呼び出します。
施設の大きさ
【施設】約40m×30m
【敷地】約80m×70m
【駐車場】50台
A総合病院は、診察室が6つあります。
(名前非公開)
受付で患者さんに診察室の案内をしても、患者さんが診察室のそばにいなくて探しにいくこともありました。待つ場所を間違えたり、トイレに行ってたりしたんです。
患者さんの誘導や呼び出しに手間取ることがありました。
実際の使い方
今回ワンタッチコールを30台導入し
・診察室①は1 ~ 5番の受信機
・診察室②は6 ~10番の受信機
・診察室③は11~15番の受信機
・診察室④は16~20番の受信機
・診察室⑤は21~25番の受信機
・診察室⑥は26~30番の受信機
と6つの診察室で番号を分けました。
そうすることで、患者さんは「ワンタッチコール受信機」の番号で「12番だから診察室③で呼ばれる」とわかるようになりました。
受信機には診察室の番号シールを貼り、よりわかりやすい工夫をしました。
使用状況
受付で呼び出しベルの「ワンタッチコール受信機」を渡します。診察の順番がきたら看護師ステーションにある「ワンタッチコール送信機」で呼び出します。
- 呼び出し中の患者さんの把握ができる
- もし患者さんが呼び出しに気づかなかった場合でも、再呼び出し機能がある
- 名前を呼ばれずプライバシーが守られる
とスタッフにも患者さんにも好評です。
業務軽減と診察室案内の効率UP、患者さんの満足度UPにワンタッチコールが大活躍です!
今後は院内感染防止に車で待てるような運用を検討中とのこと。