呼び出しベルソネット君が公文式で使われるなんて、想像もしなかった【公文式南国稲吉教室】
2020.08.05 その他その他ソネット君導入事例お役立ち情報中国・四国
今回、公文式の教室に「呼び出しベル ソネット君」を導入いただきました。
ソネット君は、
- 飲食店で店員さんを呼ぶ
- 工場で作業者の方がフォークリフトや担当者を呼ぶ
- 病院や福祉施設で患者さんや先生が看護師さんを呼ぶ
など様々な用途で使われています。
しかし「塾」に導入されるとは意外や意外です。
さて、どのような使い方をされているのでしょうか?
高知県高知市から東に10キロほど離れたところにある、南国市というなんだかワクワクする名前の市に「公文式南国稲吉教室」はあります。
公文式南国稲吉教室
教室は大篠小学校の北向かい、管工事組合ビルを2階に上がります。
L字を左にゴロンと倒した形の教室で、東側南側西側すべて窓で気持ちの良い光が差し込み、その光を水色のブランドがやさしく遮断しています。
2行6列に並んだ2人席の机の上に、呼び出しベル「ソネット君」が置いてあります。
ナプキンスタンドに「教室のきまり」
ナプキンスタンド部分には赤と青のパウチされた紙が、メニューのように立ててあります。
教室の決まり
≪みんなで守りましょう≫1.教室では、静かに学習しましょう。
2.呼び出しベルのいたずらはやめましょう。
3.机・いす・壁などに、落書きをしてはいけません。
4.物を大切にしましょう
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「教室の決まり」「算数・数学学習五つの約束」などこまかなルール・約束事が書いてあります。
感染対策
生徒は西を向いて座り、先生はL字の東を向いて座ります。
L字を左に倒した北の部分に先生がいて生徒たちを見ています。
このコロナ禍になる前は、生徒が先生の机まで移動し、プリントの採点をしてもらっていました。また、質問がある生徒の机に先生が移動して教えるケースもありました。
しかし新型コロナが流行し、感染対策を行わなければなりません。
生徒が先生のところに集まってしまうと密の状況ができてしまいます。
逆に先生が教室内を徘徊することも密になりえます。
仕組みを変える必要が出てきました。
公文式南国稲吉教室では幼児・小学生が比較的多く、
学ぶことを楽しみながら、先へ先へと進む力をつけるのを目指しています。
先生と教室スタッフが協力して運営しています。
みんなで考えた運用方法がこちらです。
- 教室スタッフはフェイスガードを着用します。
- 生徒は、提出プリントが完成したら呼び出しベルソネット君を押します。
- 受信機に番号が表示されると、教室スタッフがプリントを受け取り先生の机まで持っていきます。
移動を伴う業務はフェイスガードを着けた教室スタッフ1名にし、感染対策を行います。
質問があるときは「呼び出しベルソネット君」を押し、教室スタッフがまず対応します。
意外な効果
学年によって担当の先生が違うので、呼び出しベルの番号の色が赤と緑で分けています。
感染対策で導入した「呼び出しベルソネット君」。意外な効果がありました。
早く何度もボタンを押したいのか、プリントの進み具合が早く、多くなったそうです。ゲーム感覚で楽しいのかもしれません。
また、受信機に番号が表示されるので、他の生徒にも質問をしたことがわかります。
するとそれが嫌みたいで、安易な質問が少なくなり、まずは自分で考えようとする生徒さんが増えました。
自分から学習している状態を目指すという公文のビジョンと同じです。
まとめ
生徒さんにも好評で、先生もとても喜んでくれていて私もとてもありがたくうれしく思いました。
どうすれば3密をなくし感染対策できるか、子供たちが安心して学ぶことができるか、真剣に考えた結果、呼び出しベルを導入しようという流れになったと思います。
過去にそういう導入事例があったわけでもなく、自分たちで考え判断し、実行したスタッフの方、さすが公文式!
常に「謙虚な姿勢」を持ち、昨日よりは今日、今日よりは明日と、「日々成長し続ける」人間であるよう会社も私も努力します。
(公文の行動規範の一部引用です!)