困ったときのリリーフマン呼び出しに「チョコ停削減」【自動車組立工場】
2021.08.31 工場関係工場アンドンなど導入事例お役立ち情報関東
今回、「困ったときのリリーフマン呼び出し」という用途で無線アンドンシステムを導入いただきました。
「困ったとき」とは主に
・部品に傷があるとき
・作業者では判断できないとき
・設備に異常があるとき
・トイレに行きたいとき
・気分が悪くなったとき
です。
工場の大きさは約250×80m。とても広い工場ですが、見通しが良いため中継機1台で電波を行き渡すことができました。
導入前
作業者は困ったときに、リリーフマンを呼びに行っていました。
同時にリリーフマンは現場に問題がないか徘徊をしていました。
他の工程では、呼び出しのベルが使用されていて、「最新の機種を導入したい」ということで検討していただきました。
【導入後・使用方法】
作業者にカード型送信機を持ってもらいます。
困ったときに呼び出しボタンを押すようにします。
リリーフマンはエリアのどこかにいるので、呼ばれた場所に行き問題を解決します。
カード型送信機を持てない場所では、押しやすい位置にスリム型送信機を設置しました。
見えやすい位置に片面受信機とブザー付きの回転灯を設置しているので、呼ばれてもすぐに気づくことができます。
片面受信機が見えない位置でも、携帯受信機を持っているので大丈夫。しかも履歴が見れるのでどこから対処すればよいか判断できます。
これにより、工程をストップするチョコ停時間を少なくすることができました。
ログデータ収集
休憩室にパソコンがあり、そこでログデータも収集しています。
片面受信機LAN仕様とログ収集ソフトで、呼ばれた番号と時間をCSVファイルに落としています。パソコンはログ取集専用機で、スリープにならない設定にして常時ログを取れるようにしています。